特攻隊という言葉をご存知でしょうか?
特攻隊とは普通にネットで検索すると決死の任務を行う部隊と出てきますが、
今回のコラムでの特攻隊とはお色気を使って特攻する女性のことを指します。
私がこの特攻隊という言葉を聞いたのはもう5年以上前のこと。
当時、私は新宿3丁目のミックスバーでバイトしていたのですが、そこで「君、元グラドルじゃない?」と声をかけられるも、何故かマネージャーとして採用されたときでした。
「さりぃちゃんの友達で誰か特攻隊できる子いない?」
マネージャーになってまだ右も左もわからない私は、事務所の兄弟会社の社長に色々と仕事の極意を教えられました。
ある営業終わりに、社長と飲んでいると「さりぃちゃんの友達で誰かおっぱい大きい子いない?」と唐突に聞かれました。
「おっぱい? 巨乳の子は結構いますけど」そう答えると「本当?!そのおっぱいちゃんたちの中で誰か特攻隊できる子いない?」といいます。
いやいや、なんやねん。特攻って。
「おっぱいはでかいけど、プロレスラーとかじゃないので特攻は無理ですよ」
と、トンチンカンな返答する私に、笑いながら「違う違う!」いって、特攻が何を意味するのか教えてくれました。
特攻隊とはSEX要員のこと!
特攻隊とはSEXが出来る子。枕営業が可能な子だというのです。
正直今まで出会ったアイドルやグラドルの中には「売れるためなら枕営業だって何だってする!」という意気込みの子は何人かいました。
「まぁいないわけでもないけど、みんな事務所入ってますよ」
と答えると「事務所入ってる子は面倒だな。可愛い風俗嬢とか紹介して!」というのです。
ん?
なんか話がおかしい。これ普通の枕営業の話じゃないなぁ…。
おっぱい特攻隊とはSEXが出来る子。枕営業が可能な子だというのです。
正直今まで出会ったアイドルやグラドルの中には「売れるためなら枕営業だって何だってする!」という意気込みの子は何人かいました。
実際に「あのプロデューサーとSEXしたけど、番組に出してもらえませんでしたぁ」とか「ホテルついて行ったのに、雑誌にはメインで出してもらえなかったです」などの“枕し損” の話は散々聞きました。
事務所が売り出したい子には枕営業させない
詳しく聞いてみると、社長は「事務所で売り出したい子には汚れ(枕営業)させたくないから、代わりにしてくれる子が何人か欲しいんだよ」と悪びれもなく言い放ちました。
つまりは、売り出したいA子は会食や飲み会だけ連れて行って、いざラブホテルの部屋にお持ち帰させるのはB子というわけです。
ほぉ。
身代わりに枕営業する子のことを特攻隊というのか。なかなかなネーミングセンス。
だから芸能志望の子、ましてや他事務所の子なんかを特攻隊として使ったら大問題になってしまう、と。
なので「仕事としての枕営業だと割り切ってくれる可愛い子いない?」とのことでした。
そんな都合のいい子おらん。
大手事務所の場合は特攻隊要員に所属させることも…
この社長の事務所は小さかったからか、特攻隊の子はあくまで芸能関係じゃない子に限定していました。
ですが、大手事務所の中には「レベルには達してないけど、特攻隊として使うために所属させたりすることもある」らしいのです。
おそらく本人は「枕営業したらTVに出れるかも!」とか期待しているのに、枕だけさせられて結局仕事をもらうのは、事務所がプッシュしている別の子。切なすぎる…。
しかし、今もこんな特攻隊とかあるんでしょうか?
不条理な枕営業なんかさせたら女の子側が黙っていないでしょうね。
実際に結構暴露されている方いますよね〜。
ーと、この原稿を書いていたら私も特攻隊にされかけたことを思い出しました!
次回はそのお話でもしようかな。お楽しみに♡
プロフィール
名前:吉沢さりぃ
ド底辺グラドル兼ライターのシンママ 。フリーランス。著書→『グラビアアイドルのぶっちゃけ話』『最底辺グラドルの胸のうち』『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』漫画→『帰ってきたド底辺グラドルさりぃ』アサヒ芸能で連載中。
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