今回は、私自身が特攻隊として大物お爺ちゃんスポンサーの元にブッ込まれていた話の後編です!まだ読んでいない人は、1つ前の記事からどうぞ!!
芸能界の特攻隊というのは、売り出したい芸能人の身代わりで偉い人に枕営業をさせる人のこと。まぁ献上される女子のことです。詳しくは前々回を読んでね♡
野球選手や芸能人が契約する高級ホテルの部屋で・・
グイグイお爺スポンサーに腕を引っ張られ連れて行かれたのは、高級ホテルの離れ。
なんかホテル!っていうより部屋!って感じでした(語彙力)
マンスリーマンションのちょっと広いかなぁ?ってところでしょうか。入ってすぐ左に、洗面所やトイレ、風呂などがあり廊下を抜けると15畳くらいの部屋があります。そこにはキングサイズのベットとテーブル、ソファ。
ここ一体なんなんだろう…?
私がキョトンとしていると。お爺スポンサーは「ここはね、契約してる人だけが使える特別室なんだよ」といいます。他は有名な野球選手とか海外のタレントとかが契約してるんだとか。
さすがTV番組のスポンサー様。スケールがしゅごい。
ホテルの密室で「水着見せてくれる?」
「そこに座りなさい」
密室のソファに座るように指示をされます。お爺スポンサーは優しい声で「君はこれからどうなりたいの?」と聞いてきました。
私は満面の笑みで「売れたいです!グラビアの写真集を出して、バラエティ番組に沢山出たい!」と答えました。まだあの頃は今みたいに現実がわかっていなかったので、純粋でしたね(遠い目)。
「なるほどね。聞いてるかと思うけど、今某地上波の番組で有名芸人が司会をすることが決まっていて、そのアシスタントを探しているんだ」
知ってます!知ってますとも!
その番組のスポンサーがあなた様だってことも知ってます!!
私が「はい!」と大きな声で答えると、「よし!じゃあ水着姿を見せてくれる?」と突然の水着審査がはじまることに。
私はバッグから水着を出し洗面所に向かいます。
「これを上に羽織りなさい」
とお爺スポンサーはガウンを渡してくれました。
部屋に戻ると服を脱ぎガウンを羽織った半裸の老人が…
1番お気に入りの蛍光ピンクのマイクロビキニを着て気合いを入れて、ドアをあけます。
するとそこに見えたのは、半裸の老人でした。
さっきまでいかにも金持ち感漂う気立のいい洋服を着ていたのに、明らかにシャツも肌着もズボンも脱ぎ、ガウンを羽織っていました。
“ちょっと、お爺なんで脱いでガウンだけ着てるのよ”
私は動揺しながら、目線を下に落とすと何故か服は脱いでいるのに、靴下だけ履いていたので少し笑ってしまいました。何か意味があったのでしょうか?
密室でおっぱいとお尻のアピール
間抜けな格好なのに、お爺スポンサーは「僕には番組のキャスティング決定権があるんだ」と真顔でいいます。
そんなことよりまずなんで靴下だけ履いてるのか教えてくれや…と思いましたが、とても言える雰囲気ではありません。
とりあえず私はガウンを脱いで、ビキニ姿を見せました。
お爺スポンサーは頭のてっぺんから、つま先まで舐めるように見てきます。
「いいんだけどね、君には何ていうか色気がないよね。少し色気のアピールしてくれる?」
バラエティ番組に色気必要か? とは思いましたが、一通り谷間を寄せたり、振り返ってお尻を見せたりしました。
お爺スポンサーは、なんだか納得いかなかったようで「違うなぁ」「うーん」と首を傾げます。首を傾げながら、何故か彼のガウンがどんどんはだけていったので、私は恐怖を覚えはじめました。
密室でビキニをきたグラドルと半裸の老人が鬼ごっこ
「何かが足りないんだよね。スタッフからはアシスタントのキャスティングは僕に一任されているんだけど、何かが足りない‥」
そういって私の隣に擦り寄り、ガウンからはだけたすね毛だらけの足を私の足に擦り付けてきました。
一気に鳥肌がたった私は咄嗟に立ち上がり、イメージDVDの撮影のつもりでジャンプしてKカップの胸を上下にブルンブルン揺らしながら上下にはね、エロビデオ顔負けの技を発揮して自分で自分の胸をツンツンしてみたり(死)して、必死にセクシーアピールをしました。 すると、お爺スポンサーも立ち上がり「足りない」「足りない」と私に擦り寄って来ました。私もなんとか触らせるまい!と、おっぱいを揺らしながらソファの周りをぐるぐる。私を追いかけるお爺スポンサー…。世界で1番くだらない鬼ごっこは、5分くらい続きました。
「もういいよ、服を着て」
と、不毛な鬼ごっこはいきなり終わりを迎えます。
とてつもない疲労感を覚えながら着替えて部屋に戻ると、お爺スポンサーも服を着ていました。
「はい、これ足代」と無機質に3万円を机に投げられました。
当時は本当に貧乏だったので「こんな短時間で3万円!ラッキー!」と頂き「是非ご検討よろしくお願いします!」と頭を下げて帰宅しました。
スポンサーとSEXしなかったことに社長は激怒
数日が経ち、お爺スポンサーを紹介してくれた社長から電話がきました。
「さりぃちゃん何してくれたの?!スポンサーカンカンだよ!」と鬼切れ。意味がわからず「え、アシスタントの件ってどうなりました?」と聞くと「君に決まるわけないでしょ?!こんなに頭が悪い子だとは思わなかった」といわれました。
ここで鈍い私はやっと気がついたのです。
あ、これあのお爺スポンサーと枕営業しろってことだったのか!と。
続けて社長は「他の子も何人か面接に行かせて、アシスタントはうちの所属の子に決まったから!」と捨てセリフを吐かれ電話は強制終了。
他人の枕営業の上にある1人のタレントの仕事の価値
後日、その番組を見てみると確かに社長の事務所の子がアシスタントMCとして番組に出ていました。でも、正直誰がどう優しい目で見ても「お前誰やねん!」という感じ。だって誰しも知っている芸人さんの横に誰も知らない素人のような子がいるんですもの…。
社長は「何人か面接に行かせて」といっていたので、私含め数人を特攻隊として使い枕営業をさせ、自身の事務所の子を地上波に出したかったんでしょう。
私は空気が読めず枕せずにすみ、操を守った上で3万貰えたのでよしとしますが、何人かの犠牲の上にあの無名タレントの仕事があると思うと虚しくなりました。
まじでお爺と枕しなくて良かった!!!!!!!!!!!!!!
プロフィール
名前:吉沢さりぃ
ド底辺グラドル兼ライターのシンママ 。フリーランス。著書→『グラビアアイドルのぶっちゃけ話』『最底辺グラドルの胸のうち』『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』漫画→『帰ってきたド底辺グラドルさりぃ』アサヒ芸能で連載中。
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